魔法少女リリカルなのはA's ‐Extra‐

【Episode.25 Extra】
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爆発が、結城のいた辺りで起きた。
大きな衝撃が、管理局を揺らす。

もし、これがこの広い中央ロビーでなく、狭い廊下のような場所だったら、間違いなく大きな被害が出ていた。

爆発の起きた場所に向かって、フェイトが叫ぶ。

フェイト「結城っ!!」

結城のあの様子では、防御など全くしていなかっただろう。
しかも、今の彼はバリアジャケットすらしてないのだ。
直撃すれば、死は免れない。

心配するフェイトと違い、逆にはやては冷静だった。

はやて「大丈夫や、結城くんは」

フェイト「え?」

はやて「ほら」

少しずつ煙が晴れる。
そこには、結城を守るなのはの姿。
どうやら、ハルカの攻撃よりも、なのはの防御の方が早かったらしい。

フェイトはほっと息を吐く。

フェイト「よかった・・・」

シグナム「しかし、ロストロギアの暴走・・・。彼女を討つ以外に方法はないのか・・・?」

シグナムはハルカを見た。
今の攻撃を防がれたというのに、特に反応を示さず、ただ立っているだけ。
そして、近づいたもの以外は全く狙ってこない。

本当に、ただ自分に危害を加える可能性があるものだけを排除しているようだ。

だが、このままでは管理局が崩壊する。
そうなれば、犠牲になるのは自分たちだけではない。
他の局員、そして、セピアのような、見学者や訪問者など、関係ないものまで巻き込むことになる。

・・・それは防がなくてはならない。

結城「ハルカ・・・本当に討つしかないのか・・・」

結城はもう一度ハルカに聞いた。
だが、やはり無言。
こちらの問いに、何の反応も示さない。

なのは「これじゃ・・・一緒だよ・・・」

はやて「え・・・?」

ヴィータ「なのは?」

突然口を開いたなのはに、皆が視線をそちらに向ける。
なのはは、俯いたまま言葉を続けた。

なのは「これじゃ、六年前と・・・闇の書事件の時と変わらないよ・・・」

フェイト「なのは・・・」

セリナ「・・・」

なのは「誰も苦しむことなんて望んでないのに、こんなことになって・・・。本当なら分かり合えるはずの相手に武器を向けなくちゃならないんだ・・・」


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