魔法少女リリカルなのはA's ‐Extra‐

【Episode.23 Fragment ‐想い‐】
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結城は長い、長い廊下を走っていた。
先は見えず、ただ広い廊下を走っていた。

が、あたりは火に包まれ、クロノと別れた時とはまったく同じ場所とは思えないような光景になっている。

結城「これは・・・エクスペリメントが攻めてきたって考えるのが妥当だよな・・・」

考えたくはないが、彼らが最終手段をとってきたと考えるべきだろう。
以前ミッドチルダに攻めてきた時とは、被害の規模が違う。
しかも、管理局とは言え、ここは室内だ。
大規模な戦闘は避けるべきなのだろうが・・・そうも言ってられないだろう。

結城は舌打ち。

とにかく、クロノに会って現状を確認しなくてはならない。
さっきから、他の誰とも連絡が取れないのだ。
通信妨害をされているのか、それとも・・・すでに戦闘に入っているのか。

どのみち、急がなくてはならない。

が、場所の迷っているこの状況では、どこに行っていいのかも分らない。

とりあえず中央を目指してはいるが、それがあとどれくらいでつくのかも分らない。
さっきから続くこの道も、どこへつながっているのか・・・。

結城「・・・ん?」

結城の前方、そこに人影が見えた。
女の子だろう。
身長はハルカくらいだろうか?

結城「君っ!何してるんだ!?」

こんな戦場と化しているような場所で、人がうろついているなんて・・・。
女の子は、結城の言葉に反応し、こちらを見た。

?「へぅ・・・この先道がふさがってて・・・」

結城「へぅ・・・?」

蒼い髪留め、それにこの口癖、間違いない。

結城「セピア?」

セピア「あ、あれ?お兄さんは・・・」

やはり、昨日の夜に会った女の子のようだ。
彼女は結城を見ると笑顔になった。

セピア「わぁ!また会えましたね!」

結城「あぁ。で、この先は行きどまりになってるって・・・」

セピア「あ、はい・・・。この先が中央ロビーのはずなのですけど・・・」

視線をその瓦礫に向ける。
確かにこのまま進むのは無理だろう。
とはいえ、せっかく目的地が目の前なのに、このまま戻るわけにもいかない。

結城は頷くと、ポケットからレンドを取り出した。

そのままセットアップ。

セピア「わわ、大きな剣・・・」

普通のデバイスとは構造も見かけも違うプロテクトデバイスに、セピアは声を上げた。

結城「下がってて、このまま、一気に向こうまでぶち抜くっ!!」


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