魔法少女リリカルなのはA's ‐Extra‐

【Episode.23 Fragment ‐絆‐】
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なのは「・・・」

クラーフェ「・・・」

二人の魔導師がにらみ合っていた。
その姿は、互いにもうボロボロだ。
バリアジャケットも、何とか原型がわかる程度。
あちこちが破れ、防御能力が低下しているのが、ハッキリとわかる。

なのはの隣に、フェイトとはやてが来る。
二人も、すでに激戦を繰り広げているらしく、その姿はなのはと似たようのものだった。
そして、それは相手も同じ。
クラーフェの隣に来たスカーレットと、ヒカリ。
二人もまた、ボロボロの姿だった。

スカーレットが愉快そうに笑う。

スカーレット「はっ!流石にやるな、嬢ちゃん!」

その視線の先には、はやて。
はやても軽く微笑み返して言った。

はやて「それはどうも。そっちも、なかなか、しぶといやないか」

はやての言葉に、スカーレットは再び笑う。

スカーレット「さて、冗談抜きにそろそろまずいぜ、クラーフェ。どうする?」

ヒカリ「抜こうも余裕があるとは思えませんが・・・。五分五分と言ったところでしょうか」

クラーフェ「・・・しかし、ここで退くという選択肢は、私たちにはない」

クラーフェはいたって冷静に言った。
ヒカリもスカーレットも頷く。

クラーフェ「あなた方も、いい加減そこをどいたらどうだい?」

なのは「・・・そうはいかないよ。あなた達が何かを守るように、私たちもここを守らなくちゃならないから」

なのはも、冷静だった。

相手の力は、フルドライブ使用の自分たちと、互角。
バルムンクがここまで厄介なものだとは、流石に思わなかった。
ユリアが使用した時に、魔力の桁の違いに驚いたが、今はそれ以上に、バルムンクの存在に驚かされている。

・・・どうやって決着をつける?

スターライトブレイカーを打つタイミングは、まず、ないだろう。
戦闘していてわかる。
隙を見せれば、間違いなくやられる。
接近戦は、互いに分野ではないし、そんなもので相手を落とせるとは思わない。
射撃に関しては、向こうの方が上だろう。
となると、自分が彼を倒す方法はただ一つ。


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