1/8ページ目 セリナ「さぁ、始めましょう。最後の戦いを」 セリナはフルドライブ状態のフラーセルを構える。 それに反応するように、カイもバジュランダを構えた。 セリナ「あなたは言いましたよね。私の父は、あなたにとって絶対的な目標であった・・・と」 カイ「・・・・・・」 セリナ「父が死ぬまで、私はそんなことは考えていませんでした。ですが、今はあなたと同じです。父の魔法を貫くこと、それが今の私の全てです」 カイ「・・・何が言いたい?」 セリナ「同じ目標を持つ者同士、こんな形でしか終結することはできないのですか・・・?」 セリナの言葉に、カイは黙る。 ただ、バジュランダをぐっと握っているだけ。 だが、やがて顔をあげて言った。 カイ「どちらかが負けること、それは、必然だ」 その赤槍の先をセリナに向ける。 カイの言葉に、セリナも、フラーセルの矛先をかいに向ける。 どちらかが負けることでしか、戦いを終わらせることはできない・・・と。 カイはそう言ったのだ。 ならば、もはや言葉はいらない。 全力で立ち向かうのみ。 セリナ「・・・互いに高めあう、そんな未来が見たかったです」 セリナはそう言って一気に仕掛けた。 カイもそれと同時に仕掛ける。 互いのデバイスがぶつかり合う。 カイはそれを弾くと、セリナに斬りつけた。 それに対し、セリナはその攻撃の軌道上にフラーセルを突き出すことで、攻撃を防いだ。 カイ「何・・・?」 セリナ「はぁっ!!」 バジュランダを弾き、今度はセリナが仕掛ける。 カイはそれを体をひねらせることでかわすと、そのまま一回転、横ぶりに斬りつけた。 それをバックステップでセリナは回避。 後ろに着地と同時に、前に踏み込む。 そのままの勢いで、カイにフラーセルを突き出した。 カイはちっと舌打ちをすると、それを横に切り払う。 後ろへ飛び退けると、カートリッジ一発を叩きだした。 赤い槍が光る。 『“Throw Form!”』 バジュランダの柄が中央で切り離され、二つの槍へと形を変える。 さらに、そのまま片方の槍を投げた。 『“Throw Lance!”』 赤い槍が、さらにその赤さを増してセリナに向かう。 だが、セリナは特に焦ることもなく、落ち着いた表情でそれに対処した。 向かてくる槍を、横振りしたフラーセルで弾く。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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