1/11ページ目 ようやく武装隊もアルバスを連れて管理局へ引き下がったころ、結城たちは研究所へ戻ってきていた。 戻ってきた結城に、ユリアが近づく。 ユリア「結城さま、間に合いましたのね」 と言った。 結城は頷く。 結城「あぁ。ヴィータのおかげでな」 ヴィータ「別にあたしは何もしてねぇよ」 ユリア「あらあら、素直じゃないのですわねぇ?」 ユリアはクスッと笑って言った。 ユリア「そこが可愛いのですけどね♪」 ヴィータ「可愛いとか言うな!!」 どうもこの手のことを言われるのは苦手らしい。 いや、言ってもいい人を限定していると、なのはやフェイトが言っていた記憶がある。 それを思い出して結城は苦笑した。 ユリア「さて、問題はこれからですわね」 ヴィータ「はやて達が何か手を打ってくれるまでは、逃げ続けるしかないからな」 結城「身を隠す・・・か」 結城は考えるようにつぶやいた。 ユリアはヴィータを見た。 ユリア「ヴィータさんは、何か考えがあります?」 ヴィータ「いや、今のところは何も」 ユリア「そうですわよね・・・、そう簡単には思いつくものではありませんわね・・・」 ユリアはため息をついて言った。 確かに簡単に思いつくなら、今こうして悩んでいるはずがない。 と言うよりも、簡単に思いつくような方法では、管理局も簡単に思いつくだろう。 そんな方法に頼るのは、自殺行為と言うやつだ。 結城「見つからない場所・・・なるべく管理局からは離れた場所の方がいいな」 ヴィータ「あぁ。それから、監視からも外れてる場所だ」 ユリア「できるだけ想定しにくいところ・・・ですわね」 それらから連想される場所。 管理局員が少なく、監視からも逃れ、そして、そこにいるとは思わない場所。 考え付く場所はただ一つ。 結城「・・・オレの家・・・か?」 その言葉にユリアがパンっと、両手を合わせた。 ユリア「それはナイスなアイデアですわ!ここの次元でしたら、人も多いですから目立った行動をとらない限り、見つかりませんもの」 ヴィータ「しかも地理を理解してるから、いざ戦いになっても有利に戦えるってか」 確かに、普通に考えて、この次元で戦闘をするのは結城やヴィータが圧倒的に有利だ。 結界で家を張れば探知からも逃れることができる。 少なくとも、そう簡単には見つからないだろう。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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