魔法少女リリカルなのはA's ‐Extra‐

【Episode.10 life】
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8月5日 16:00
???次元 建物内

ライト「ライト・ローグ、クラーフェ・エリア、スカーレット・シュール戻りました」

暗闇の中、ライト達がそう告げるとともに、奥から現れた一人の女性。
見かけは20代くらいだろうか。セミロングの髪に、和服、そして、腰には日本刀が下げられていた。
その内にかなりの魔力を持っているのは間違いない。
女性はライト達を見てにっこり笑った。

?「戻ってきたんですか。どうですか、調子は?」

ライト「・・・あまり良いものではなかった」

ライトは隠さず、正直に告げる。
それを聞いた女性は、特に不機嫌な表情をすることもなく、微笑んでいた。

?「そう落ち込まないでください。確かに時間はありませんが、あせりすぎても仕方がないです。ゆっくりやればいいですよ」

ライト「ところで、雇い主は」

?「それが・・・今はカイ様のほうに・・・」

女性はため息をついた。
どうやら、この様子ではこの女性が大将と言うわけではないらしい。
カイと言う人物に会いに行ったことに反応したのは、スカーレットだった。

スカーレット「カイ兄貴のところだと?」

?「最近は頻繁に会ってるみたいでして、今日は朝から留守にしてます」

ライトは少し考えるようなそぶりを見せた。
不自然だと言うのは、考えなくてもわかるだろう。
かといって、会いに行く理由も、あるとは思えない。

クラーフェ「君は何も聞かされてないのか?」

?「えぇ。用件も言わずに出て行かれましたから」

スカーレット「あんたも大変だな、レン」

レン「いえ。お互いの目的のためです」

とレン呼ばれた女性。
どうやら、彼女はライフの人間らしい。
明るく、前向きなその様子からは、事件の犯人にはどう見ても見えない。

ライト「なら、雇い主が来るまでは私たちは休憩させてもらう」

レン「そうしてください。ミッドチルダには、リリナとヒカリが向かいましたし、今は任務もありません。時間になりましたら、レナに起こしにこさせますね」

スカーレット「げ、あのくそ餓鬼かよ!」

スカーレットの発言に、クラーフェはため息をついて言った。

クラーフェ「スカーレット、口が悪いぞ」

?「誰がくそ餓鬼だってー?」

スカーレット「ぅお!?」

スカーレットの隣には、いつの間にか一人の少女。
身長は大体150cm位だろう。ツインテールの長髪に、今どき風な服装。
少女はスカーレットの方を見た。


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