1/17ページ目 クロノ「お疲れだったな、結城」 アースラ内、皆を乗せ、今は管理局へと向かって動いていた。 結城「オレは、何もしてないし、できませんでした。ハルカが無事なのは、みんなのおかげですよ・・・」 結城はそう言ってみんなを見た。 ヴィータ「まぁ、そう直接言われると・・・なぁ?」 フェイト「悪い気はしない・・・かな?」 結城はハルカを見た。 今は椅子の上で、静かに寝息を立てて眠っている。 こうして無事にここにいることが、どれほどありがたいことなのか。 それくらいはきっとハルカも理解しているだろう。 みんなのおかげで、今、ここにいる。 ・・・本当に無事でよかった。 なのは「でも、忘れちゃいけないと思うな」 突然なのはが言った。 なのは「何より一番早く行動に移ったのは結城くんだし、ハルカちゃんの救出を要請したのも、結城くんなんだから」 はやて「みんながハルカちゃんのためになれたんは、結城くんの行動あってこそ・・・ってことやね」 二人が笑顔を見せる。 確かにあのときは無我夢中だった。 ハルカを助けたい一心・・・。 きっと、あれがハルカじゃなくても結城は同じように行動していただろう。 クロノ「とりあえず、有力な情報も得られそうだし、今回は文句なしの評価だ」 クロノはユリアを見る。 ユリアことをクロノに話したら、やはり受け入れてくれた。 クロノにしても、情報が一つでも手に入るならそちらのほうがいい。 ユリア「お任せください!結城様のために全力を尽くしますわっ!!」 まぁ、相変わらずこんなことを言っているわけだが。 そんなユリアを見たシグナムが結城に小さな声で聞く。 シグナム「・・・どういう奴なんだ、彼女は?」 結城「いや、実はオレもよくわからなかったり・・・」 シグナム「だが、相手はお前のことをよく知っているようだが?」 シグナムはもう一度ユリアを見た。 やはりラヴコールを感じる。 結城「いや、初めて会った時からあんな感じで・・・。たぶん、記憶を変えられる前に何かあったのかと・・・」 シグナム「・・・記憶を変えられた?」 結城の一言にシグナムが反応する。 結城は頷いた。 結城「オレの今持ってる記憶は、書き変えられたもの・・・偽物だということです」 それは、結城にとっては“今までの自分”というものを否定された、ということだ。 シグナム「・・・色々あったみたいだな」 結城「えぇ・・・、色々ありすぎて、まだ整理もつかないって、感じです」 父親のこと、バルムンクのこと、エクスペリメントのこと、記憶のこと。 全てが曖昧な情報で、その全てを疑いたくなるような情報ばかり・・・。 全ての整理がついたあと、自分がそれを受け入れられるのか。 そんのすらまだわからなくて。 でも、真実を知らずにはいられなくて。 ・・・・・・・だから。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
w友達に教えるw [編集] 無料ホームページ作成は@peps! |