1/17ﾍﾟｰｼﾞ目 セリナ「フラーセルっ！！」 『“Dirt Form！”』 ユリア「桜花、お願いしますわね」 『“OK,Master”』 ゴッ・・・！！ 二つのデバイス同士がぶつかり、爆発が起きる。 その反動で二人ともが下がった。 セリナは再びデバイスを構えた。 ユリアはクスッと笑う。 ユリア「お強いのですね。私の桜花がこんなに楽しそうに戦うのは久しぶりですわ」 セリナ「・・・ありがとうございます」 口ではそう言っているものの、心底かなり焦っていた。 なのはやフェイトのことはもちろんそうだが、自分の戦術が全く通用しないのだ。 このままでは、なのはたちのところに行く前に、自分がやられる可能性がある。 最終的には、アンバーシャイニングを使わなければならないかもしれない。 しかし、それは最終手段。 そんなことをしなくとも、自分にはもうひとつ魔法がある。 ユリア「フラーセル、カートリッジロードっ！！」 『“Load Cartridge”』 フラーセルにカートリッジ一発が叩き込まれた。 その槍が、琥珀色に光る。 ユリア「あら、今度は魔法戦ですの？」 『“Let's use magic also here.”』 (こちらも対応を) ユリア「もちろんですわ。桜花」 『“Load Cartridge”』 桜花にも、カートリッジが二発叩き込まれる。 その刃が二つに割れる。 つばの部が展開し、片刃の剣は、鋏へと形を変えた。 『“Scissors Form！”』 ユリア「このフォルムも久しぶりですわね」 そう言ってユリアはその大型の鋏を構え、セリナに仕掛けた。 チャンスだ。 そう感じたセリナはためていた魔力全てをユリアに向けると、フラーセルに指示を出した。 セリナ「キャリッジランサー！！」 高い音とともに、琥珀色に輝いていたフラーセルの刃がユリアを襲った。 [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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